見せる、肚
最近、ようやく“見せる”という肚が決まってきました。

これまでは、
「私、練習が好きでやってるんで。」
「別に、人に見せることを大事にしているわけじゃないんで。」
~とか言い訳しながらも、
「良く見えるように踊りたい・・・」
という隠れ願望を持っていました。
でもですね。
見せるなら、見せるなりの表情とか振りがあるんですよ。
いつまでも言い訳をして肚が決まらないでいると、
まったく上達しないし、美しくないんです。
~ということに、ようやく気付いてきて。
言い訳せずに、ただひたすら“見せる”ために調整をするようになったんですね。
動画を撮って、「うわぁ~~~、ダサイ!!」と落ち込んでみたりして。
あと、NYに行ったときに、
人の目を気にせずに自己主張をする人たちを目の当たりにしてきて
(人の目を気にしていると、多様性の中に埋もれてしまう。)
ああ、私はなんて曖昧な自己主張に隠れていたんだろう・・・
と、恥ずかしくなったわけです。
そんなわけで、はじめての舞台(一曲踊らせていただきます☆)まで、あと1週間ちょっと。
もうひと踏ん張り、楽しんでみます!
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日舞における、チャレンジ☆

そこで、先生より・・・
「12月に区の発表の場があるんだけど、出る気ある?」
~というお声掛けをいただき。
これまでの私なら、「私、発表のためにやっているじゃないので大丈夫です。」
・・・と断固拒んできたところですが・・・。
(いじけ虫、自分の情けない姿をさらす勇気がなかったのです☆)
これは、度胸を付けるチャンスかな~。ということで・・・。
「やります。」
~と、お答えしました。
曲名は「奴さん」。
芸者さんが、お客さんをおもてなしするときに踊ったりする、粋な曲です。
これを決めた時から、先生の真剣度がパワーアップしました☆
「舞台で見せることを意識するのよ。」
「立ち位置は?優雅に踊りながらも、かならず真ん中に戻ってきて。」
「滑舌がね。はっきりと口を開けて、ちょっと過剰なほどに言う練習をしましょう」
「いま、誤魔化したでしょう・・・?」
~それまではなんとなく誤魔化し誤魔化しやってきたところも、
鋭く指摘が入り、音が止まります。
おかげさまで背筋が伸びるやら、混乱するやら・・・。
これが、無意識でもできる状態まで体に叩き込めるようになると、
日常生活も一つ、ステージアップするのでしょうね!
最近は、ちょっと物を取る際にも
日舞の指先(指が五本くっついて、指先が揃っている)になっています。
じつは、日舞を再開してから
講師としての立ち居振る舞いを褒めていただく機会が増えました。
立ち居振る舞いというのは、ものすごい自己投資だなぁ・・・と感じる、今日この頃。
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振りと扇子で表現する世界
毎週コンスタントに行けていると、
わりと振りも覚えていられるのですが
久しぶりということで 多少心配はあったのですが・・・。
(忘れっぽいので☆)
体が覚えていたのと、少し期間を置いたことで
振りが自分の中で熟成されていた部分もあったようで。
先生から「あら、意外といいじゃない!」とお褒めの言葉をいただきました。
日舞の踊りには近道はなくて。
「こうすれば上手くなる」という練習ではなく、
ひたすら、体で覚えて 表現の世界にOKを出していく感じなんですね。
なので、私の中で「ああ、ここがネックになっているのか・・・!」と
自分のメンタル部分の行き詰まりに気が付いたり。
日常の中でOKを出していく出来事があると、
その部分がしっとりと演じられるようになったりと
奥の深さを感じます。
そして---しばらく、お扇子を使わない踊りを教わっていたのですが。
「たまにはお扇子、やりましょうかね」ということで。
(要返しなど、まんまと忘れてました☆)
お扇子づかいの復習を兼ねて「老松」を教えていただきました〜。
少しの角度でも、意識がいく行かないでも
全く見え方が変わるのが驚くべきところ。

表現する世界観がカッコ良いので、モチベーションが上がりますね♪
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日舞初め
「行ける時に、行けるだけ。」
~ということで、昨年から地道に再開をしました
日舞のお稽古。
2014年のお稽古始に行ってきました~。
「時間がないから、行けない」
から、
「日舞のために時間を創ることにコミットする」
へと切り替えたことで、逃げがなくなり。
日舞の一つ一つを地道に体得していく腹が据わり。
(少林寺の時もそうでしたが、
基本一つ一つを納得いくまで、
無意識でもできるように地道に特訓を重ねていくタイプ)
自分では気づかないものの、それによって起こった変化に気が付いたのは
DVDを撮るにあたって、自分で撮影した動画講座をチェックした時でした。
いままで、なんだか様にならなかった手の動きや画面内の所作が
少しだけ見栄えするようになっていたのです。
それは、振り返ると
「やっこさん」の中で徹底的に練習した
指先や手の動き・目線のくばり方。
講座の時は、内容を伝えること・
画面の向こうにいるであろう人に語りかけることに
意識が集中した状態であっても
無意識で所作を行えるという日々の積み重ねの片鱗が
ちらりと見えた時。
「ああ、日舞って 自分の所作への投資でもあったのか。」
~と、気が付いたのでした。
だって、自分は見えていなくても 自分以外の人には常に
自分の動き・所作は見えているわけですよね?
身の回りにいる動きが絵になる美女も、
じつは昔日舞をやっていた・・・というお話にも
深く納得したものでした。
そんなわけで、今年も地味に地道に、
日舞の練習に通いたいと思います。
着物着た時、素敵に振る舞いたいですしね♪
海外に行ったとき、「ちょっと一曲」とかいって
何気に踊れるようになりたい・・・!
~という野望も、こっそり持っています☆

↑先生から、お年始でいただきました!
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変身願望と、素の自分。
ここしばらく、「一曲仕上げましょう!」と取り組んでいた
「やっこさん」がようやくひと段落し。
(完全にマスターしたわけではない。)
次に先生がご提案くださったのは、「黒田節」。
お、男ですか・・・!
じつは、私はもともと少林寺を10年ほどやっていて
男らしさよりも女らしさを求めて日舞の門をたたいたんですね。
そして、偶然にも先生は、少林寺のS道院の先輩だった、、と☆
そんなわけで、
「先生。私、男はイイです。
着物を女らしく着こなしたいんで。」
~と、お願いをしておりました。
でもどうやら、先生にも思うところがあったようで
(筋肉の使い方とか、体の使い方とか)
「たまには男もイイでしょ。また女に戻してあげるから!」
・・・ということで、黒田節。
「少林寺の構えと一緒なのよ。
仁王構え、やってごらんなさい。」
「せ、先生・・・!体が思い出せないです!!」
「変身願望をかなえると思って、楽しめばいいのよ。」
「いえ、私にとっては女が変身願望のほうでして…。。」
「あら?!そうなの?」
変身願望のほうをメインでやってるうちに、
元々のほうを忘れてしまいましたね☆
~というわけで。
せっかくの機会なので、
黒田節のために少林寺の構えを思い出して
練習してみようかな~と思う、私なのでした。
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