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「希望へ向けて、日本の魅力を再発見しよう」@ 5.12 トークショー

5月12日、久米信行さん・天野敦之さんと共にコラボチャリティイベント

「がんばろう日本!私たちにできること~トークカフェ」

を開催いたしました!




当日の様子をそのまま……とはいきませんが、

たくさんの気付きや学びがあったトークショーの内容を

少しでもシェアできればと思います。


久米さん天野さんトークカフェ 006 B
↑節電モードにて、スタート!


まずは私より……。



梅:3.11。

 大きな地震、想像を絶する津波の被害によって多くの方の命が失われたと共に、

 日本に大きな変化が訪れました。

 それまで当たり前と思っていたことが、とてもありがたいことだったと

 気が付いた方もいらっしゃるでしょう。

 あらためて、生きて行く上で大切なことに

 思いを馳せた方もいらっしゃったことでしょう。



 震災から2か月が経とうとしていますが、今日はそれ以前から

 時代の変化を踏まえて、価値を創り出すことで

 お互いに感謝が生まれる経営を…ということを唱えていらっしゃった天野敦之さんと。



 久米繊維という会社の代表を務められながらも、地域活性などにも携わる中で

 三方良しを推奨されていた久米さん。

 昨年の10月に、「家族も仕事も自分も幸せにやっていける秘訣」

 ~ということでトークショーを企画させていただいたお二人に、

 今こそ、元気な日本のために画期的な語り合いができれば……ということで

 このような機会をもうけさせていただきました。

 それでは、久米さん。自己紹介からお願いします!




 久米さん:Tシャツ屋をやっています、久米信行です(笑)

 じつは震災の5日前、

 仙台にあるNPO「ネットワークオレンジ」さんで地域活性の講演をやっていました。

 地域活性について、いろいろなところでお手伝いをさせていただいているんですが

 「活性の秘訣は……!」なんてたくさんの人とお話をさせていただきました。


 今なお連絡が取れない人・取れる人……。


 美しかった景色がすっかり変わってしまい、そういった状況に胸を痛めております。

 
 
 そんな中、米軍のみなさんが日本では手が届かないようなところで

 活躍をして下さっているというお話も聞きました。

 

 梅:素晴らしいですね。


 久米さん:そうなんですよ。

 話がそれましたが、地域活性の課題というのは震災前も震災後も一緒なんですね。

 それは、「仕事がない」ということ。


 気仙沼は素晴らしい景観、海、自然……

 一度行ったら、必ず好きになってしまう場所。



 けれども、いざ そこに住むとなると、仕事がない。

 昔からの仕事の他に、カフェをやりたいという若者もいます。

 けれども、実際に始めてみると……商売が難しい。



 いまは、震災でそういった景観もすっかり変わってしまっていますが、

 じつは地域活性の課題というのは、依然変わらない。



 ただ、この震災がきっかけになり、ボランティアに行く人が増えている。


 東北は人がいいから、ボランティアに行った人が、助けてあげるつもりが

 かえって優しくされて、自分がすっかり癒されてしまう。


 そうして、その土地が好きになる。

 中には、移り住むという人も少なくありません。



 関西の震災の時も、そうやって神戸に移り住んだ人が多くいました。

 アーティストなんかは、被災地に移り住んで、モノを作ります。



 逆に、震災をきっかけに土地を離れて行く人もいる。

 そうやって、入れ変わるんです。入れ変わることで、活性化していく。



 「ヨソモノ・バカモノ・ワカモノ」っていうんですが、

 元々土地に住んでいる人に、外からの人がミックスすることで

 土地の持っている魅力に気が付き、新たなパワーが生まれてくる。


 
 じつは、自分が生まれ育った場所が墨田区というのも、

 今回の震災を身近に感じることの一つです。



 墨田区は、関東大震災、空襲、終戦後の荒れ野原を経験しています。

 今回の震災では死者2万人と言われていますが 4万人が亡くなった場所、

 いまではすっかり子育てママたちの集いの場所になっている今は錦糸町公園には

 2万人もの無縁仏が葬られ、土葬で荼毘に付したということも聞いています。



 そこから、やはり離れて行った人、新しく入ってきた人……。

 復興を遂げてゆき、いまはスカイツリーが建っています。



 震災をきっかけに、経営者にも変化が起こっていますよね?


 
 梅:それでは、天野さん。自己紹介からお願いします。 



天野さん:あ、天野敦之です。証券会社を経て独立し、いまは

 宇宙とつながる経営とか、幸せな会社を創るためのヨガセミナーとかやっています。

 ちゃんと、会計士・税理士業もやっています。



 そうですね。私自身としては、あまり悲観はしていません。

 それまで無理が掛かっていた経済や人とのつながりの仕組みが、

 今回のことをきっかけにあるべき姿を取り戻しつつあると感じています。

 個人的には、光あふれる輝かしい未来しかないと思っています。


 これまでも、がつがつした経営ではなく、必要とされるところで

 時代に合った価値創造をすることが大切であり、

 キレイごとではなく本当の意味で利益につながる……という話をしてきましたが

 震災後はそれが顕著に表れました。


 
 経営状態が、二極化しています。



 それまで、奪い合う経営をしてきた人たちは、今回の震災後

 なかなか持ち直すことが出来ずに、低迷しています。


 一方で、日ごろからお客様のために全力を尽くし、感謝されていた会社というのは

 今回のことがあって、かえって業績を伸ばしています。


 本当の意味で、「本質」が問われているのだと思います。


 たとえば、震災があった時に利益を振り返らずに

「こんなときだから」とモノを提供をしたところは、回復後も信頼が厚く、売り上げが上がっている。

 一方、保身に走り、お店を開けなかったところは……今になっても取り返せずにいる。



 久米さん:震災の時、商店街は強かったんですよね。「こんなときだから!」って言って

 自分の判断でお店を空けて、みんなにモノを提供していた。

 一方で、大型のスーパーなんかは、復旧に時間が掛かったり。

 一人の決断で物事が決められない仕組みになっているから、良い・悪いじゃないんです。




 梅:それまでもなんとなくは感じていたことが、

 3.11をきっかけに、浮かび上がり、全体の価値観がシフトしてきているんですね。



 久米さん:そうそう。今日も節電モードだけど……薄暗さってイイよね。

 震災後、節電って言って、家族がバラバラの部屋に籠もるんじゃなくて

 一つの部屋に集まって、電気も一箇所で済ませるようにしようとした人がいるんですよ。

 無理をすると居心地が悪いからって、

「同じ部屋にはいるけどそれぞれ好きなことをしていていい!」

 ってしたら、思い思いのことをしているのに、気が付くと自然と会話が生まれている。




 ホテルなんかに行って、トイレの電気が消えているとそれまでは、

 「けちだなぁ」って雰囲気があったけど、「おっ、いいホテルだな」って思ったりね。



 天野さん:経済や人とのつながりが「あるべき姿」を取り戻し、

 本当の意味で「必要とされている価値」を提供する会社が成長していくと思います。

 

 あと、海外の反応の温度差にも驚いています。

 私たちも例えば、「チェルノブイリで作られた○○」と言われたら

 買うのを一瞬考えてしまうかもしれない…そういった心理で

 海外からの日本製品の買い控えが激しくなっています。



 東京と福島って、何100キロも離れているんですが、海外から世界地図を見ると

 とても近く、重なってさえ見えるそうなんです。


 それで、海外の方は「福島で何かが起きた=東京はもうダメだ!」

 という認識につながっているようで。



 久米さん:今までは陶器なんかでも「日本製=良いもの」だったのが、今では

 日本製=アブナイもの、になっているものね。

 スリランカで1年、アメリカの9.11で3年、海外からの人が戻ってくるのに時間が掛かっています。

 今回の場合、5年・10年は掛かるかもしれない。


 もっともっと、積極的に良いイメージを発信して、悪いイメージを変えて行きたいよね。




 久米さん:梅ちゃんはどうなの?どんなことを感じた?



 梅:私は4月から、縁あって保育園の施設長を務めさせていただいていますが、
 
 子どもたちにも、親御さんにも、今回の地震は大きな影響がありました。
 
 当日何時間もかけてお迎えに来た方もいらしたり。しばらくは

 地震という言葉に反応をする子がいたり、気持ちの波が不安定になる子がいたり。

 親御さんと二人三脚で子どもの心のケアを心掛けたりもしました。



 一方で……子どもたち、最近では「地震慣れ」してきています。

 私なんかは「警報が来たよっ!!」と毎回ドキドキしますが、

 子どもたちは「ウヘ~イ」なんて、おどけていたり……。



 それは……いざという時を思うと危険な気もしますが、

 世界広しといえ、こんなにも地震に対しての耐性が強いのは

 日本の子どもだけなのではないか……とも感じます。




 久米さん:すごい……。子どもたちって強いですね。


久米さん天野さんトークカフェ 011B



強いといえば、日本ってすごいですよ。 この間、子どもと一緒に

 川崎の資料館に行って「川崎市の歴史」という映像をポチっと押して見たんですが。


 まず、「川崎市の歴史は、大震災の翌年から始まります」って、

 本当にね、地面の割れ目から人が出てくるところから映像が始まるの。

 そうして町を作って行って……そうしたら、空襲に、関東大震災でしょ。

 毎回、一からやり直し。戦後、日本が元気になって行って……

 そしたら、工業排水で公害「川崎病」が発生するでしょ。



 梅:あっ!教科書で習いました!

 
 久米さん:ちなみに、ゴジラ対ヘドラって、あれ

 東京湾のヘドロを吸収して成長する怪獣だからね。




 梅:なんとシュールな!!


久米さん:でも、東京湾。魚が戻ってきているでしょ。


 日本は復興する。たくさんの試練を越えて来ているんだから。

 そういえば、地震で逃げ出す外国人の方、たくさんいましたが。

 そんな中でも、今残っている外国人の方は、相当日本が好きですよ(笑)。



 こういう人の「日本が大好き、素晴らしい!」…ってパワーが

 これからの日本には大切です。



 北海道のニセコというのも、今行くと外国人観光客だらけなんですが

 一人のオーストラリア人が「ここにグレートなパウダースノーがあるぜ!」って叫んだことから

 世界的な人気になったわけですし。




 天野さん:そう、外国の方が良く見えているってこと、ありますよね。

 私たち日本人は長い間、GHQの洗脳で無意識に自分の国に誇りが持てないように

 誘導されてきましたが、日本ってじつはすごいんですよ。



 先日、青森にある佐藤初芽先生の森のイスキアへ行って来たんです。
 
 そこが素晴らしくて……。緑といい、透明感といい。

 すっかり青森LOVEになってしまいました。LOVE青森です!!



 ちょっといいですか?

最近ちょっと、日本の話題になると熱くなってしまうんですが……。



 久米さんどうぞどうぞ!!続けてください。



 天野さん:日本には天皇制ってありますよね。他の国々を見ていると、王制がどんどん変わってゆく。

 けれども、日本では天皇制は1200年も続いていて、象徴として今も健在です。

 そして、あの方たちはいつも私たちのために、年中行事を通して、祈って下さっているんです。

 こんなことを言うと、「右翼か?!」って言われちゃいますけど……。そもそも、

 そういうこと、日本の素晴らしさ、自分の国を愛しているということを

 口にするのを憚られるような風潮を、私たちは知らないところで作られてきたんです。


 梅:今回、震災を通して、「やっぱり私たちは日本人だ。日本が大切だ。

 みんなで日本を良くしていこう!」~そんな気持ちが多くの人に芽生えてきたように感じます。

 実は私は日本が大好きで、よく着物を着ていたり、海外に行く時も

 着物を着て行って「How Sweet!」なんて言われたりして

 「どう?!日本最高でしょ?」と日本人であることを誇らしく思っていたのですが

  震災を機に、もっと日本の良さを積極的にアピールしていきたいなと思いました。

  たとえば、来月手遊びの講座を開催しようと思っているんです。

  昨年の開催の時には、動画を撮って、YoutubeにUPしたりしていたんですが

  今年は、着物で。日本家屋のようなところで動画を撮って、手遊び講座のためだけではなく

 世界中に、日本の魅力として発信していけたらいいなぁと感じています。

 
 ~と、そろそろトークショー終了の時間となりました。

 これから、舞台をテーブルに移して「ワールドカフェ」という形式で

 みんなで「震災を通じて感じたこと」「今、日本に大切なこと」「私たちにできること」

 について語り合う時間となります。



 そこへ向けて、お二人に最後のメッセージをお願いします。




 久米さん:日本には、まだまだいいところがたくさんありますよ。

 みなさん、海外には旅行に行ったりして詳しいんですが、

 意外と国内のことは知らないことも多いと思います。

 この機会に、大いに旅行に行きましょう!日本を再発見しましょう!



 天野さん:光の方向から、希望から、今を創りましょう。

 不安定な今に目を向けるのではなく、ありたい状態から、今を創る。

 まちがいなく日本は元気になります。



 梅:久米さん、天野さん、ありがとうございました。
 
 私からも最後に……。

 震災後、「ずっと何かできないだろうか」ともどかしい気持ちでいました。

 募金をしても、なんだかいたたまれないような……。

 でも、今あらためて思うのは、このもどかしさは「持ち続けるもの」なのだということ。

 一過性で、何かをしたから終わりなのではなく、復興する未来まで、ずっと持ち続けて行く。

 その中で、私にできることが立ち上がってくる。

 そのことを、今日は強く感じました。



 貴重な時間を、どうもありがとうございました!!





<そして、感動的なワールドカフェへと続きます!>

ワールドカフェで出てきたメッセージは、こちらをご参照ください!



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2011-05-15 : 久米さん×天野さんイベント : コメント : 2 : トラックバック : 0
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はじめまして☆
ginngaと申します。
ゆう先生のところから飛んできました。
ありがとうさぎやキャット☆にゃんも見ましたよ。
・・・とっても可愛かったですよ。

素晴らしいトークショーだったんですね。

> 誘導されてきましたが、日本ってじつはすごいんですよ。

>それまで無理が掛かっていた経済や人とのつながりの仕組みが、
>今回のことをきっかけにあるべき姿を取り戻しつつあると感じています。

これらの言葉に、手を打って、同感です!!と叫びたくなりました。
素晴らしいトークショーのご紹介ありがとうございました。

保育園の園長さんってお仕事も・・ほんとに素晴らしいと思います。
大変だと思いますが、がんばってくださいねー☆☆
2011-05-16 16:33 : ginnga URL : 編集
ginngaさま

どうもありがとうございました!

強く共感!ですよね。

それまでの違和感、
どこかで多くの人が感じていたのではないかと思います。

あるべき姿を取り戻した時、
きっと生きやすい、笑顔のあふれる世界になるのではないでしょうか。

楽しみですね!

施設長のお仕事、がんばりますよ~♪
2011-05-16 22:32 : 梅花 URL : 編集
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プロフィール

ウメハナリレーションズ代表 松原美里 

Author:ウメハナリレーションズ代表 松原美里 



こんにちは!松原美里です。

横浜女子短大 保育科を卒業。保育士資格・幼稚園教諭二種免許取得。横浜市の保育園~川崎市の児童養護施設にて保育に携わる中で子どもを支える大人のサポートの必要性を感じ、コーチングの道へ。2009年に米国認定コーアクティブコーチ資格取得。All About「育児の基礎知識」元ガイド。現在はエクレス子どもの家保育園 施設長を経て静岡県を中心に各地へ、コーチング・研修講師として保育士・子育て支援講座、監修等を行いながら、保育コミュニケーション協会 代表をしております。
こちらのブログでは、日々の活動の様子や、仲間との「人生を謳歌する毎日」をお届けしています。

【Umehana Relations HP】
 依頼をいただいて、全国にて講座展開中

虹募集中認定ファシリテーター講師育成講座 4月スタート園内ファシリテーター育成講座 4月スタート (関東・関西)・保育コミュニケーション協会 オンラインサロン 担当

虹公開講座

12月8日「意見を出しやすい会議のポイント 会議ファシリテーション

1月19日「保育はたら方カフェ~変化する保育とその葛藤

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