日々を愛しみつつ、感じたことを綴る日記です。子どもが夢を描ける未来のため、私たちが輝きましょう! 

松原美里の謳歌ブログ「大人が輝く背中を見せる」


保育士コミュニケーション講座「後輩指導・育成に役立つ4つのポイント」ご報告

9月20日に、「後輩指導・育成に役立つ4つのポイント」を開催しました!

4つのポイントとは・・・

・模倣
・ティーチング
・コーチング
・指導(厳しい方の)

~です。

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今回、法人の中の育成担当をされている方・

園長先生・リーダーとして後輩をまとめている先生・

中堅として実際に指導に当たっている先生・園に入りたての先生などが参加され

さまざまな育成の実情と共に、

「どうかかわっていくか」をお話していきました。

_IGP6366.jpg


以下、レジュメからご紹介します。

--------------------

1.保育現場 育成の課題
 
・後輩育成 ~ 「見て、盗め」は通用しない?!
     ‐新たな育成方法の再構築

・保育士のマネンジメント・モチベーションUP
 ‐自発的に動く保育士を育てるには?
     ‐仕事に対する意欲を高めるには?
     ‐活発な意見飛び交う会議を行うには?

・メンタルのフォロー、途中退職の防止
 ‐心が折れてしまう前に、保育士のフォロー
 ‐保育士不足な状況の中で退職を防ぎ、足並みを揃えるために

・多様性あふれる保育現場
 ‐男性/女性
 ‐新人/中堅/ベテラン 
 ‐20代/30代/40代/50代/60代 
 ‐ 生え抜き職員/他園を経験した職員 
 ‐保育の道一本/異業種からの転職 
 ‐保育に思いを持っている人/仕方なく保育をしている人

・マニュアルが活用できる人・できない人
 -マニュアルを読み込み、実践テキストとして生かす人
 -あることで安心して「見て」終わる人
 ~それぞれに合わせた育成が必要

・ほうれんそうが機能しない?!
 -報告~何を報告すべきかわからない
 “チーム”としての仕事のイメージが湧かず、影響力が見えない

 -連絡~自分で把握すればいい部分と、伝える部分の区別がつかない
 連絡が行き届かないことによるトラブルがイメージできない

 -相談~これまでに相談をした体験が少ない
  自分で考えるべきことと相談すべきことの区別がつかない

●相談~報連相が機能するとき
・やらされ感ではなく、目的意識を持ったとき
 ・自分ごとになったとき
 ・チーム意識が芽生えたとき

2.現場に有効な育成の方法

【模   倣】
 従来のやり方。自発的に気づきを得て、行動を獲得していく。
   ⇒「見て覚える」もアンテナ次第。
失敗からの振り返り⇒アンテナを立った後に吸収・チャレンジを促す

【ティーチング】
教えることが主流。
( 早番遅番の流れ・指導案の書き方・ リーダーの役割・子育て支援の在り方…etc )
⇒ティーチングが機能するのは最初の土台をつくる段階と、答えを求めている時

【コーチング】
共感・質問・承認・見守りよって自分の中にある答えを引し、行動学習とつなげていく。
                ⇒「体験から学ぶ」「気づき力を高める」

              
 ~模倣・ティーチング・コーチング すべての合わせ技が、現場では大切~

3. 育成の課題 ~プレイヤーからリーダーへ~
  育成者自身の葛藤・立ち位置の変化

       新人 ~ はじめは、分からない
            ↓
         見て覚える・教わる
            ↓
      自分でできるための試行錯誤
            ↓
  プレイヤー ~ 一人前の保育士として動ける状態
            ↓
   周囲と連携を取りながら、保育を進めていく
            ↓
     リーダー ~ 後輩に指導し、力を伸ばしていく段階 
            ↓
     後輩と力を合わせて、園内を回していく

<教わる側>  


・実習体験・研修期間     
~を経て、職員として手探りで始動。
・はじめは業務全般の基礎を教わり、その後は主体的に動くことを求められる。
 ⇒①知る ②覚える ③動く が求められる。
       ~ 実際には・・・①,②で止まってしまうことが多い。

*教わる側の葛藤*
・全体像が見えていない     
・何を求められているのかわからない     
・自信がない

<指導する側>
・実戦力を求めている。  
      ~保育現場のこれまで・・・「見て覚える」
・最近は、OJTが定着しつつある。   
      ~OJTの目的・・・現場で早く自発的に動けるようになること。

*指導する側の葛藤*
        「言われたことしかやらない」
「受け身になってしまう」
  
【後輩指導で大切なのは、ゴールの共有と成長をサポートするコミュニケーション】


<あなたの職場で課題と感じていること>



<この時間の最後に目指す状態、園に持ち帰りたいもの>



*目標設定・現状認識が重要(意識化する)~セルフコーチング


4.モチベーションを引き出すコーチング、鍵は“感情への寄り添い”
コーチングとは?
 対話によって自発性を引き出す、人材育成に有効な手法。
馬車が人を目的地まで運ぶことに由来し、コーチングを受ける人(クライアント)
を目的達成へと導くことを指す。大前提は、「相手の中に、答えがある」

 質問で可能性を広げる 
人は意識上に上っているものが2%。98%は無意識と言われている。
→質問によって、無意識を意識化する
「なにが分かった?」 (教えた後の振り返りによって、伝わった内容を確認)

「どんなかんじ?」 (相手の内側で起こったことに焦点を当てる)

「何が起こったの?」 (その時の状況を、本人の目線で話してもらう)

「学んだことは?」 (体験したことから学習する機会を作る)

「まず、何からやってみる?」(次の自発的な行動を引き出す)

「何を大切にしているの?」(譲れない価値観を探る)

 <ワーク>
  これまでに自分が指導を受けた体験・後輩育成・実習生指導等を通じて
「大切だ」と感じたことは?ポイントがあるとしたら?
 ~「相手の中に答えがある」ことを信じて、上記の質問をしてみましょう!



5.指導に役立つ伝え方
 指導する側も心的ハードルが高いもの。
 “心が折れてしまう”のを防ぐには・・・?
 「お説教」「うざい存在」にならないためには・・・?



ポイント1.「自分のためになる」ことが、相手に明確に伝わること
~人はみんな、自分が大切。
 「どう、自分のためになるのか?」が明確に伝わること。
Ex: ・信頼につながる
・頑張っている姿を評価されやすくなる
・自分自身の経験値・成長になる
・“良い先生”へのステップになる
・子どもの気持ちをまとめやすくなる
・クラス運営がスムーズになる
・保護者からの信頼が厚くなる
              ・・・etc
ポイント2.「この人がいうなら厳しくても受け入れてみよう」という信頼関係
  ~ふだんからのやりとりで信頼関係の土台をつくる
・たわいもない話で、お互いの存在を受け入れ合う
  (好きなこと・得意なこと・気が付いたこと・子どもの話題など)
・無条件の承認(存在として認めている)
・人格否定ではなく、出来事に対しての指導を

 ポイント3.  指導側の意図を、思いの部分から共有する
~「相手のため」という視点から、思いや可能性を伝える

Ex:「それが出来る様になることで、 あなたにこんな風になってほしい。」
「あなたにはこんな可能性がある、 それがもったいないと感じている・・・」
「ここは厳しいかもしれないけれども、
 乗り越えた先にこういった充実感が待っているから、越えて成長してほしい。」
~と、ということを、あえて言語化し、相手の心にまっすぐに届ける
   
●黄金ルール
①指導する際:【   】+【      】+【   】

<EX>
★あなたの後輩は時間にルーズで、遅刻が目立ちます。 
どう伝えるとよいでしょうか?

Q.相手にどうなってほしいのか?
 →時間を守って勤務できるようになってほしい

Q.相手にとって意味のあることは?
 →頑張っている姿勢を認めてもらうこと、信頼を得ていくこと

Q.伝える文を考えてみましょう!
 ふだんあなたが一生懸命やっていることが、相手に届きにくくなるよ。
 頑張っているだから、みんなから信頼してもらえるように、
 時間を守ろうよ。何ができる?

<Let’s TRY!>
★仕事の中で敬語がうまく使えず、先輩に対して
“タメ口”を訊いてしまう若手職員。

言葉の使い方をどう指導すればよいでしょうか?

Q.相手にどうなってほしいのか?


Q.相手にとって意味のあることは?
   →

Q.伝える文を考えてみましょう!

   

② 提案をする際 :【要件】+【見込んだポイント】+【それによって得られる未来】
相手のことを普段からよく見ておき、良いところ・可能性・得意なことに依頼要件とかけることで自信とやる気を引き出す
 → 未来へと思いを馳せることで、自分が達成しているイメージを持てる

<Let’s TRY!>
★これから始まる行事で、後輩にリーダーとして動いてほしいと思っています。
 どう伝えるとよいでしょうか?

Q.要件(伝えたいこと)は?

Q.相手を見込んだポイントは?
    →
Q.それによって得られる未来は?
    →
Q.伝える文を考えてみましょう!




6.まとめ・印象に残ったこと


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<参加者の声>

・具体的な事例も交えながら話してもらえたことで、イメージしやすかったです。

・指導する際の投げかけ方が分かった。

・教える側と習う側の双方の心理がわかりやすかった。

・共感し、相手にも気づいてもらえるように話していきたいと思います。

・共感の大切さを感じました。
 意識・無意識があり、質問で無意識を刺激していくということを知りました。

・質問の大切さを学びました。

・自分の立ち位置―どんな感じで、どんな風に伝えていくのか、
 出来ることからひとつずつやってみようと思いました。
 きっかけを作ってもらい良かったです。

・指導、という事に対しての自己の考え方が変われたこと。

・期待せず待つ。ムムムむずかしい!
 指導者の人間力とぶれない軸(愛)が必要ですね。

・まずは、自分が正直になり、職員と向き合ってみたいと思います。

・相手が何を思って保育をしているかを、まず聞いてみる。
 それから、どうしていったらいいか共に考えていく。

・承認をしていくこと。
 長期的プランを伝えて指導していくことをしてみたいと思います。

・職員とたくさん話せたらと思います。

・問いかけ ⇒ 答 ⇒ さらに問いかけ ⇒ 答 ⇒ 
 さらにさらに問いかけ ⇒ 答 ⇒ どうしたらよいか考えていこう!!

・相手を信じることから始めてみたいと思います。

・自分の意見を指導として伝えることよりも、問う、掘り下げることを。

・イライラしたらトイレに籠って味わってみたいと思います。


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プロフィール

ウメハナリレーションズ代表 松原美里 

Author:ウメハナリレーションズ代表 松原美里 



こんにちは!松原美里です。
「子どものために、大人が輝く背中を見せる」をモットーに保育やコーチング・コミュニケーションを切り口に・講師・執筆・監修を通じて日本を元気にする活動をしております。

横浜女子短大 保育科を卒業。保育士資格・幼稚園教諭二種免許取得。横浜市の保育園~川崎市の児童養護施設にて保育に携わる中で子どもを支える大人のサポートの必要性を感じ、コーチングの道へ。2009年に米国認定コーアクティブコーチ資格取得。All About「育児の基礎知識」元ガイド。現在はエクレス子どもの家保育園 施設長の傍ら、コーチング・研修講師として保育士・子育て支援講座、監修等を行っています。
こちらのブログでは、日々の活動の様子や、仲間との「人生を謳歌する毎日」をお届けしています。

【Umehana Relations HP】
 依頼をいただいて、全国にて講座展開中♪

【認定こども園エクレス】
 認定こども園、新制度へ移行しました!私は保育園部の施設長です。

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