日々を愛しみつつ、感じたことを綴る日記です。子どもが夢を描ける未来のため、私たちが輝きましょう! 

松原美里の謳歌ブログ「大人が輝く背中を見せる」


子どもに伝えたい、『いのち』と『性』の話

横浜市都筑区の幼保小連携子育て支援講座にて

「家庭で伝える『いのち』と『性』の話」というタイトルで

誕生学アドバイザー 大間知 和奈氏のお話を聞いてきました。


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私は今から14年ほど前の児童養護施設の職員時代、

3歳~の子どもたちに性教育を教えていたことがありました。



幼児さんの性教育?!と、最初はとても驚いたものですが、

背景として、被虐待や両親からの愛情やスキンシップが満たされずにいることで

十分な自己肯定感や自己信頼感を感じることができず、

愛情を求めてやさしくしてくれる人について行ってしまう心配があること。



本来であれば、そばにいる両親が教えるであろう性教育を、

児童養護の枠組みの中で伝えていく必要があること。

(伝えるとしたら、いつ?どの段階で何を---?

 ~そう考えた結果、3歳から、体のちがいなどプライベートゾーン)


自分の体を大切にすることの意味を、伝えていくことの大切さ。

実際に、ぬくもりを求めて 

衝動に身をゆだねてしまう少女を見てきたこともあったから、

なおさら 重要性を感じたのかもしれません。

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そういったところから、興味を持って参加した今回の講座。

命を知る ~ “自己肯定感を知る” という気になるキーワードから、

内容にぐっと踏み込んでいきました。


<以下、大間知さんの言葉で印象に残ったメモをご紹介します>


・「生まれてきたこと」「産みゆくこと」が嬉しく楽しみになる

 セルフケア情報を伝えている。

・5歳までに80%の子が「赤ちゃんってどうやって生まれてくるの?」と質問をする。

 突然の質問のため大人はうろたえてしまい、

 「コウノトリが」「橋の下で」など、

 自分たちが聞かされたことを伝えてしまうが・・・。


 子どもが望んでいるのは、

「お産の時、痛かったけど すご~く嬉しかったんだよ!」という答え。

 自分が生まれてきたことを肯定的に捉えられる体験。

 それによって、「私も生みたい!」と思える話を増やすことが、

 命を受け継ぐ私たちの使命。

・地球人はみんな、子宮出身。

 目の前の子どもたちは「本当に生まれたい!」と思って生まれてきたんだよ、

 ということを、子ども自身に伝えること。


・「お母さんの体の中には、赤ちゃんが入るお部屋があります。

 そこでみんなの命がスタートしたんだよ。」

 「お部屋の大きさは?」

 「子宮というは赤ちゃんの入るお部屋のこと。

  3か月で枝豆3つ分くらいの大きさになるのよ。
 
 最初は受精卵は0.13mm。
  
 画用紙に針の先で穴をあけた、その光が見えるくらいの大きさ。
 
 そこからだんだん成長してきて、
 
 5Wで米粒大、6Wで小豆大になっていく。
 
 受精率は40%だけれども着床率はさらに40%になり、
 
 心拍の確認ができるのを考えると、1年間で12%。
 
 1年に一回、妊娠するかできないかという確率なのよ。」


 ・現在は医療的な出産が2割。

 ・「命の窓を開ける、お産

 ・「産道は、“命の道”

 ・「人の命の誕生は、パワーを持っている」

 ・このお話を聞いた中学生の感想:

  「いじめられていて、死にたいと思ったこともある。

   でも、愛してくれたことを知って、命を大切にしようと思った」

  ~根底に“愛されている”ということがあることを知ったことが、

  生きる勇気につながった。



 ・700年前にローマのフリードリヒ2世が行った実験によると、

  村で生まれた赤ちゃんに対して、ご飯と清潔な環境・衣食住等 

  必要最低限のモノのみを与えてそれ以外は目を合わせないようにしたところ

  すべての赤ちゃんが1歳を迎える前に命を落とした。

  人間はただ生まれただけでは、清潔や御飯だけでは生きていけない。

  たくさん抱っこをされないと、1歳になれない。

  愛されないと、命が続かない。


 ・親や大人が、子どもたちにできること

  「生まれて来た時、すっごく嬉しかったんだよ」

  「一歳になるまで、たくさんたくさん抱っこをしたんだよ。  

   とっても大切だったんだよ。」と、言葉にして伝えること。


 ・女性の初潮は 12.4歳(世界平均)。

  近年、生に急ぐ子が増えている。

  携帯をはじめとした情報過多が背景にあるため、

  大人は知らないところで子どもが性犯罪に巻き込まれることのないよう

  プロテクトを掛けるなど配慮が必要。
 
  ただ、それ以外にも性に急ぐことを止める方法がある。

 
  プライベートゾーンを「恥ずかしいから隠しなさい」と伝えると、

  性に関することを「恥ずかしいことだから、隠れてしよう」、

  取り返しのつかないことになっても、「恥ずかしいから言えない」となる。

  プライベートゾーンは「心と体と未来がつながる場所」

  「大切だから、守ろう。」と伝える。

  「命と未来がつながる場所だから、隠しなさい」と伝える。

  ~大切だから、触られそうになったら「いやだ!」といって逃げてもいい。

 
 ・性教育とは、性器の名称や仕組みの解説ではなく

  “命の仕組みの意味と力を学び、尊い気持ちを持つためのもの。

  
 ・月経~周囲に喜んでもらえると、月経痛になることが少ないという調査がある。

  「命がつながる準備ができたね!」と歓迎をすること。


 ・思春期に性に急ぐ子・急がない子?

  人には3つの欲求がある。
  
 1.慈愛願望欲求

  「見て~!!」と子どもが言うもの。

   認めてほしい、愛されたい。

   ★一番の人の本質。

   ここがたくさん満たされると、次の段階に進める。


   ~まずは、「おはよう」と存在を認めることから。 

      ↓

 2.自己信頼心。自分を信じられる子。

   あなたはあなたのままでいいのよ。というもの。

      ↓

 3.人を大切にしたい、慈愛心。

  ※ 性に急ぐ子は、「人から認められたい、愛されたい」と願っている。

    ~それを満たすために、関係に踏み込む。

 
 ・性に走る子どもが悪いのか?

  ~人間の基本欲求である「愛されたい」という願いから来ている。

  だからこそ、“有償の愛”よりも、“無償の愛”を。

  無条件の愛 ⇒ 生まれてきてくれて、ありがとう♡


 ・『あなたは私の宝物だよ』と伝えることが大切。

  ・・・とはいえ、伝えるのが困難な人(キャラじゃない、など)

  絵本を用いて伝えてもOK!

  「生まれてきてくれて、ありがとう」

  子どもにとっては泣くほど聞きたい言葉だった。


 ・基本的な欲求「人から認められたい、愛されたい」

  ~子育て中の母親も一緒。


  スキンシップ、話を聞いてもらうこと。

  ~これらが慈愛願望欲求を満たすことにつながる。

  パートナーも一緒。
  上手くいってない時ほど、慈愛願望欲求を満たすこと。

 ・お母さんの愛は無償じゃない!

  専門家のケア + 家族のサポート⇒ 尊敬・理解
         ↓
     無償の愛につながる
  

 ・性に急ぐ傾向に、「親子の会話が歯止めを掛ける」

  ~慈愛願望欲求が満たされるため。

  大きくなってくるとスキンシップを避けるようになるが、

  小さなころから、スキンシップを!


 ・大切なこと

  -命の話ができる家族を!

  -体の力を実感する暮らしを!

  -食育から出来る「生命  」いただきますの意味を教えよう!

  -小学生でもスキンシップをたっぷりと!

  -家庭に性の本・いのちの本を置こう

  -思春期でもたくさん話し掛けよう

  
 “つ”が付くまでは、スキンシップ

  命の話は、自分の話。


-----------------

バースコーディネーターの大葉ナナコさんの存在は、

All Aboutのガイド時代に存じてはいましたが、

こうして内容を知る機会に出会ったのは
 
あれから9年後のことでした。


私が児童養護で出会った子どもたちに伝えてあげたかった答えに、

ここで出会えた気がしました。



「生まれてきてくれて、ありがとう。」

「あなたは大切な存在だよ」



~自分の誕生に、自分自身の存在~性(誕生)に興味を持った子どもたちに、

伝えてあげたい、大切なメッセージですね。



そして、大人である私たちも、慈愛願望欲求をお互いに満たせるよう

お互いを愛しみ合っていけるといいですね♡



保育園でも職員間で共有をし、

保護者にも園便りを通じてお伝えしていきたいと思います。
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プロフィール

ウメハナリレーションズ代表 松原美里 

Author:ウメハナリレーションズ代表 松原美里 



こんにちは!松原美里です。
「子どものために、大人が輝く背中を見せる」をモットーに保育やコーチング・コミュニケーションを切り口に・講師・執筆・監修を通じて日本を元気にする活動をしております。

横浜女子短大 保育科を卒業。保育士資格・幼稚園教諭二種免許取得。横浜市の保育園~川崎市の児童養護施設にて保育に携わる中で子どもを支える大人のサポートの必要性を感じ、コーチングの道へ。2009年に米国認定コーアクティブコーチ資格取得。All About「育児の基礎知識」元ガイド。現在はエクレス子どもの家保育園 施設長の傍ら、コーチング・研修講師として保育士・子育て支援講座、監修等を行っています。
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