日々を愛しみつつ、感じたことを綴る日記です。子どもが夢を描ける未来のため、私たちが輝きましょう! 

松原美里の謳歌ブログ「大人が輝く背中を見せる」


沖縄県 園長・副園長のためのコーチング講座開催報告


沖縄県の保育園にて、

園長・副園長のためのコーチング講座を担当させていただきました。

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私自身も施設長をさせていただき、4年余りが経ちましたが

やってみて気が付くこと・悩ましいことがたくさんありました。

そういったとき、何度も立ち止り、助けられたのが

コーチングの考え方でした。


今回はご縁をいただき、

園長先生向けの講座を一日担当させていただけるということで

管理職・経営者の視点から役立つであろうコーチングを

構成させていただきました。


以下、レジュメからご紹介させていただきます。

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-----------------


1.はじめに

<園長の抱える課題・葛藤>

・園内の環境
・職員の人間関係
・職員育成
・保護者との関係(保護者支援)
・地域とのかかわり
・運営・周囲からの評価
・情報発信
・園長自身の人生

<園長にとってのコーチングの意義>

・頭の中の整理ができる
・学びや気づきを落とし込むことが出来る
・目指す方向性が明確になる
・そのための具体的なアクションが明確になる

<職員に対してのコーチングの意義>

・気持ちの整理を促す
・気づきと行動をサポートする

●現在の状態
・ここまでで感じたことについて

【コーチングとは?】

2.コーチングとは

<何がちがうでしょう?>

パターン1
パターン2

対話によって自発性を引き出す、人材育成に有効な手法。
馬車が人を目的地まで運ぶことに由来し、
コーチングを受ける人(クライアント)を
目的達成へと導くことを指す。

People are Naturally Creative, Resourceful and Whole
(人はもともと創造力と才知にあふれ、欠けるところのない存在である)
-CTI コーチングバイブルより-

大前提は、「相手の中に、答えがある」


傾聴・承認・問い掛け
などを通じて、内側にある可能性を呼び起こす。

~ふだん何気なく行っていることを意識的に行うことで、効果が高くなる。

・コーチング4つの要素
現場に生かす視点として―――「職員は、園は、答えを持っている。」

・・・という視点から、可能性を呼び起こす。
(潜在意識を呼び起こす)

① ペーシング
無意識に行っている行動を相手に合わせていくことで、
相手は自分に近いと感じて安心する。
信頼関係によって心を開き
相手の存在・言葉を受け入れ やすくなる。

*職員の話を聞くときに、相手にペーシング
*保護者対応の際、保護者のペースにペーシング
*会議を行っている時、場にペーシング

②観察・フィードバック

<観察>
相手は、自分の状態になかなか気が付かない。
客観的に様子・気持ちの変化・表情の変化を観察すること。

<フィードバック>
観察によって感じたことを伝えること。
発しているサインを受け止め、伝えることで、
相手に気づきや変化が起こる。

*心が折れそうな職員の様子を観察・フィードバックする
*忙しく余裕がない職員の様子をフィードバックする
 ⇒自分の状態に気が付き、一呼吸入れるきっかけに!

*トラブルが起こった際、巻き込まれるのではなく
 何が起こっているのか?客観的に観察をし、
 フィード バックすることでさまざまな視点を意見を共有する。

③ 承認
相手のいいところ(できていること)を伝えることで
信頼感・安心感が生まれ、勇気につながる。

*がんばってあたりまえ!とどこかで感じている。余裕がなくなる中、
 承認=すでにうまくいっている部分に目を向けることによって
 安心感・信頼感・ロイヤリティが高まる

*承認の声掛けによって励みになり、意欲が高まる。

④質問
質問によって、視点が転換する

1.気持ちを引き出す質問
2.どうなりたいかを引き出す質問
3.行動を起こさせる質問~アクション

*どう感じているんだろう?どうしていけばいいのだろう?と
 矢印が自分に向き、自発的に考えるきっかけができる。

*質問⇒主体性が芽生える

⑤ 行動と学習
気付きを行動につなげることによって、状況が変化する。
行動から、学習が生まれる。

気付きは行動学習の第一歩。
「明日から、何をしますか?」
「まず、どうしていきますか?」
~というように、質問とセットに!

*気づきが表情に見られたら、
「この気付きを、どう生かしていこうか?」と具体的に落とし込む

*行動の後、
「どんな学びがあった?」と学びを引き出す
【ワーク:コーチングセッション】

●コーチ役:質問を中心としたかかわりで、
クライアントの気づきと学びに寄り添う

●クライアント役:ここまでの気付きについて話をする

●オブザーバー役:観察・フィードバックをする

<オブザーバー体験からの気づき>

<コーチ体験からの気づき>

<クライアント体験からの気づき>


⑤可能性を信じる
今見えている姿と、内に秘めた可能性。
あなたの部下にはどんな可能性が眠っているのか?

可能性を信じてくれる人の存在が勇気づけにつながり、
次の行動へのモチベーションとなる。

⑥ 自己管理
コーチとしてかかわる側の状態が相手に影響を及ぼす。
先入観なく、常に好奇心を持ってフルフィルメントな状態でかかわる

3. 日常の中でのコーチング

①面談は、普段感じていることを伝えるチャンス!!
・上手くいっているところ
・感謝していること
・成長したところ
・惜しいところ
・これから秘めている可能性
・期待していること
・リクエスト・・・etc

事前に整理をしてから伝えることで、
相手と心の懸け橋が掛かる

② 人間関係の調整

・保育に対して感じている思いが聞かれたとき
・もどかしさ・不満が出て来た時
・人間関係がこじれている話を聞いた時
・・・etc
~受容・問い掛け・承認等を用いて核となるものを引き出す

③リクエストとして扱う
コーチが活用するのが、リクエスト&提案!
・気になること
・不満に感じていること
・園に対する意見
・ネガティブなイメージ
・憤りを感じていること

~どう介入していいか迷う時には

プラスに転換し、“リクエスト”として扱う。

伝えた後の反応も、またコーチングで扱いましょう。

4.園長のための心のメンテナンス
~園長をしていると、大変なことも。

・職員・保護者のストレスを、園長にぶつけられることや・・・
・答えの出ない悩みを打ち明けられることや・・・
・上司は万能であってほしい、という部下からの願いや・・・
・園長自身の迷いや葛藤など・・・

●園長の状態が、組織に大きな影響をもたらすことも・・・。
~大変だからこそ・・・感情のメンテナンスを!

<立ち止まって、気持ちを感じてみましょう>

●園長自身への、承認を!


<ワーク>
グループメンバーへの承認を書き出してみましょう!
~園長先生ががんばっているから、園は回っている

できているところ・上手くいっているところに目を向けましょう

5.運営に生かすコーチング
客観的な視点から、園全体をながめてみましょう

●園運営の輪

●書いてみて、感じたこと

●理想の状態は?

●そうなると、どうなるでしょうか?

●そのために、できることは?

~コーチングセッションからの気づき

6.現場との連携
~相手の受け取りやすい伝え方のコツ

相手にとって良いこと・行動の意味を言語化することで視野が広がり、
アクションへのハードルが下がる。

●黄金ルール:相手にとって意味があること + 伝えたいこと + 寄り添い

① 園長に見えている世界を伝える

<園長の理想の状態>  <現場の理想の状態>


<間をつなぐもの>


<園長の現状>      <現場の現状>

② 現場全体をグループコーチングと捉える
~コーチングの応用:会議で意見が出やすい工夫

●前提:「現場は答えを持っている」ことを信じる。
課題と感じていること・背景・出してほしい意見の内容などを話した上で、
場に質問を投げ、人の表情を観察し、
変化をフィードバックし、 出てきた意見を承認する。

~全体の意見をまとめていく。

☆テーマについて、グループから知恵を引き出す


<感じたこと>

<あなたのインパクトは?>

7.ふりかえり・まとめ

●日常に溶け込むコーチング
何気ないコミュニケーションの中にこそ、コーチングを!
組織の風通しの良さが、園長へのフィードバック。

●成長を喜び合える関係性が、チーム力を高める!
関心を寄せ合い、
小さな成長・取り組みの姿勢・変化に気づく習慣を。

一緒に喜び合う関係性が、双方のモチベーションにつながる

●明日への一歩について、ペアコーチング

<気づき・明日からの一歩>




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【参加された方の感想を、一部ご紹介させていただきます】

・園に持ち帰り、コーチングを取り入れさせていただきます。
 すんなり話を聞いて考えさせられました。
 核心を突くことが大切だと分かりました。

・保育園で働いている講師だったので、
園のあるあるも織り交ぜて、共感し、楽しく学ぶことができました。

・相手の話を聞いて、相づち等だけではなく(実際に職場では共に悩んでいた)
質問することで相手自身の答えを引出すのは、
これまで考えることもないものでした。感謝しております。

・初めてのコーチング研修を受け、今まで職員にやっていた方法もあったので
「これでよかったんだ」という部分もあり、少しほっとしたのと、新たな学びも多くあった。

 少しずつだが、現場で取り入れてみたいという気持ちになった。
 ワークで園長たちの悩みはほとんど同じということに変な安心感を感じてしまった。

 リクエスト→何ならできるか?と相手に聞く、というのが印象的でした。
 つい、答えを出してしまっていた自分がいたので、反省。

・頭を相当使って、痛いです。
 今日教えていただいたことが日常生活で普通に使えたら、と思いました。
 セルフコーチング、自分自身のもやもやの発散の仕方が分かった。

・今日の研修で、傾聴・承認・問い掛けというものに気づき、
相手に寄り添って問題解決に向かうことができそうです。

 信・認・任の大切さ・傾聴・承認・問い掛けの大切さが印象に残りました。
 明日からの職員育成に、必ずつなげます。ありがとうございました!

・日頃の自分自身を振り返る、良い機会となりました。
自分自身のたなおろし・職員の導き方を見直し、定期的に行っていきたいと思います。
 もやもやしていることを真正面から受け止めていくことで、すっきりしていくことを感じました。
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プロフィール

ウメハナリレーションズ代表 松原美里 

Author:ウメハナリレーションズ代表 松原美里 



こんにちは!松原美里です。
「子どものために、大人が輝く背中を見せる」をモットーに保育やコーチング・コミュニケーションを切り口に・講師・執筆・監修を通じて日本を元気にする活動をしております。

横浜女子短大 保育科を卒業。保育士資格・幼稚園教諭二種免許取得。横浜市の保育園~川崎市の児童養護施設にて保育に携わる中で子どもを支える大人のサポートの必要性を感じ、コーチングの道へ。2009年に米国認定コーアクティブコーチ資格取得。All About「育児の基礎知識」元ガイド。現在はエクレス子どもの家保育園 施設長の傍ら、コーチング・研修講師として保育士・子育て支援講座、監修等を行っています。
こちらのブログでは、日々の活動の様子や、仲間との「人生を謳歌する毎日」をお届けしています。

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 依頼をいただいて、全国にて講座展開中♪

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 認定こども園、新制度へ移行しました!私は保育園部の施設長です。

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