日々を愛しみつつ、感じたことを綴る日記です。子どもが夢を描ける未来のため、私たちが輝きましょう! 

松原美里の謳歌ブログ「大人が輝く背中を見せる」


フランスの保育見学からの気づきと掘り下げ~合計特殊出生率1.66⇒2.0へ回帰した仕組みの一因

フランスの保育園が見たい!ということで、

友達を通じて許可をいただき

リールから少しのところにある系列園を2か所、見せていただきました。

12647324_1256363807713045_7498829404475298070_nh.jpg

当初、「フランスの子どもは夜泣きをしない」という本を読んで

フランスにおける子どもへのかかわり方や保育者の在り方などに興味が湧いて

旅行の機会を通じてぜひ!と切望した、今回の機会。


印象に残ったのは、以下の点でした。

12573088_1256364801046279_3452542822440689615_nh.jpg

・SIDS(乳児突然死症候群)を防ぐため、
 着ぐるみ式の衣服を使うことが定着しているのが印象的だった。

・子どもがいけないことをした時に、
 叱るときと本人が納得するまでは毅然として伝え、
 (ダッコー:わかった?と何度も伝えていました)
 受け入れた後は十分にスキンシップを取、受け入れる

・寝かし付けはソファでゆりかごした後、うとうとしたら個別ベッドに。
 寝付くまで見守る。ブレスチェックは30分。

・年齢ごとの成長よりも、個人の傾向に合わせる。
 何歳であっても、1時間寝る子と二時間寝る子など、
 ペースに合わせて部屋を分けていた。

・基本的に年齢は合同で過ごしている。
 カリキュラムや取り組みによって、年齢毎に呼んで行っている。
 …それによって、自然と多様性ある子どもたちを見ることになり、
 優しさなど情緒が発達する。

・運営については、
国からの税金と区役所などから保護者に配布されるお金と
会社(ここがよく分からなかった company create money system,とのこと)からも
お金が入ってくるそう。

⇒ここについていろいろ聞いていたら、
「次回来た時にキーパーソンを集めてあげるから聞きたいことを聞きなさい」、
と言っていただきました。


 ~などなどでした。

10156068_1256364034379689_8646165617133350101_nh.jpg


わたしが一番知りたかった夜泣きの件に関しては、

元々 子どもができるとその子のために

別に部屋を用意する文化がヨーロッパにはあるそうなのですが、

赤ちゃんが生まれて少ししたら個別のベッドに寝かせるのだそう。



そして、夜泣きをした際に…

お腹が空いたとか具合が悪いとかの理由は

見て様子によって対処するそうなのですが、

基本的に赤ちゃんは睡眠のペースが成長によって

一時間半とか二時間半とあり、

目が覚めて泣くことはあるのですが 「今は寝る時間」ということで

泣き声が聞こえてから10分から15分

両親の寝ている別の部屋様子を見るそうです。



そうする中で、赤ちゃん自身が「あ、寝る時間なんだ」と納得して

眠りのサイクルに戻るのだそうな。


こちらは、国土が狭い中で“川の字”で眠る文化背景のある日本とは

ちがうところだな~と感じました。



ただ、環境はそうであっても 

意識することでできることはあるかもしれません。


夜泣きでノイローゼになるお母さんがいることや、

この時期の負担も 子どもを育てることへの不安要素になっていることを思うと、

今後の日本の少子化に風穴をあける意味で・・・。



たとえば、夜中に赤ちゃんが泣いた時に、

焦って泣きやませようと働き掛けるのではなく

「今は寝る時間よ」と動じずにかかわる、とか。



実際に、帰りの飛行機の中で

隣に6か月くらいの赤ちゃんを抱いたお母さんがいたのですが

赤ちゃんは上昇時に気圧を感じる時と、目が覚めた瞬間は泣くものの

その後は機嫌よく自分で遊んで過ごしていました。


赤ちゃんの気質もあるのでしょうが、

成長する中での環境・働き掛けも

大きく影響するものだな~と感じました。





ちなみに---帰ってきて、

これからの日本の保育を踏まえて

補助金が減らされて行っても運営が成り立つためのヒントが

フランスの「会社からのお金の流れ」・・・とかなんとか、

その辺にあるのではないかと思い。



私は当初 運営やお金のシステムに興味があって

フランスの保育についていろいろ調べていたんですが、

その中で分かったことがありました。



この間見に行ったところは、正確に言うと

保育園・幼稚園ではなくて 

アシスタントマテルネ=保育ママの集合体だったということです。



(私はフランスの保育事情がよく分からずに行っており、

 基本的な目的=「子どもへの保育者のかかわり方」

 については見ることができ、お話が聞けたので十分だったのですが、

 帰ってから調べてその違いが分かりました。)



「マネンジメントが存在しない

 =アシスタントマテルネ(保育ママ)が4人集まって作った新組織である」


 ということだったんですね。



保育ママ・・・どこかで聞いた名前です。

そういえば、日本でも?


~と、ここで日本の「保育ママ」という制度について、調べてみることに。


保育ママ=家庭的保育

日本でも個人で保育士や看護師の資格を持つ人が申請を出して

一人で3人まで、

補助がいれば5人まで子どもを保育することが可能な仕組み。


けれども、正直 書類などの事務的なことや命の負担を

一人で背負いこむ側面もあり、

保育園以上に大変なのではないか---というのが、私の所感。

(事務系が苦手な私には、一人で開園は無理だな~。)



そういえば、横浜の家庭的保育にて

SIDSの事件が起こったことも記憶に新しい。



一方で、フランスの保育システムを調べる中では

保育に関わる人にいくつかの資格が認められているんですね。



アシスタントマテルネ=保育ママに関してのところでは、

「アシスタントマテルネとして研修が随時行われており、

 研修後は開業ができる体制が整っている」

「自分の子どもを預ける場所が見当たらず、

 アシスタントマテルネとして準備をして

 自分の子どもと一緒に他の子を預かる場所をスタートさせた」

「保育確保の行動は妊娠した時点で始めるよう、指導がある」


~といった文言も、

フランスに研修旅行に行った方の報告記から見受けられました。



なるほど!

(日本ではおそらく安全面への配慮から保育士と看護師、と限られているため

結局は保育士不足の現状に拍車をかけてしまうため、

解決の糸口につながっていないのかもしれません。)


だからこそフランスではシステムとして普及した背景があるのでしょうし、

子どもを預けられる体制ができたことも

合計特殊出生率が1.66⇒2.0へと回復した一因となっているのでしょう。

(少子化の原因と思われるものは社会の中で多数あるため、ここでは言及せず。)



~これらを踏まえた、私の感想。


フランスでは様々な仕組みの中で子育て支援が行われており、

それぞれがうまく機能するための支援体制や

利用者の認識が定着していることが、素晴らしい。



日本でも保育ママは導入されているが、制約が多く、

実際のところは個人でなかなか機能しにくい側面もある。


こちらのように数名でチームを組むことによって

助け合いや子どもを見る目が増えるため保育者側の負担が減り 

保育の量の確保につながる可能性を秘めているのではないかと感じたのでした。




・・・それにしても、気になるのは

「company create money system」という言葉。

いくつも仕組みがある、と言っていたのです。



やっぱりもう一回、フランス行ってこようかな。

そして、キーパーソンのみなさんにお話聞かせてもらおうか。


スポンサーサイト
  1. 保 育
  2. / trackback:0
  3. / comment:0
  4. [ edit ]


 管理者にだけ表示を許可する
 

プロフィール

ウメハナリレーションズ代表 松原美里 

Author:ウメハナリレーションズ代表 松原美里 



こんにちは!松原美里です。
「子どものために、大人が輝く背中を見せる」をモットーに保育やコーチング・コミュニケーションを切り口に・講師・執筆・監修を通じて日本を元気にする活動をしております。

横浜女子短大 保育科を卒業。保育士資格・幼稚園教諭二種免許取得。横浜市の保育園~川崎市の児童養護施設にて保育に携わる中で子どもを支える大人のサポートの必要性を感じ、コーチングの道へ。2009年に米国認定コーアクティブコーチ資格取得。All About「育児の基礎知識」元ガイド。現在はエクレス子どもの家保育園 施設長の傍ら、コーチング・研修講師として保育士・子育て支援講座、監修等を行っています。
こちらのブログでは、日々の活動の様子や、仲間との「人生を謳歌する毎日」をお届けしています。

【Umehana Relations HP】
 依頼をいただいて、全国にて講座展開中♪

【認定こども園エクレス】
 認定こども園、新制度へ移行しました!私は保育園部の施設長です。

【保育士コミュニケーション講座】
DVDの販売を行っています。お役立てください♪

【講演依頼・取材・お問い合わせ】
   ~Imfomation~
こちらからよろしくお願いします。

【松原美里へのご相談】
単発/継続セッション・コンサル・アドバイスは、こちらからどうぞ!

【梅花ブログの楽しみ方】   
 ~About Blog~

詳細、こちらをご参照ください。

【日常に宝石のご褒美を】
matubaralabel.jpg 
Misato Matsubara

バナーを作成

☆  梅花 の 本棚  ☆

梅花が読んだ本の覚書です。

FC2カウンター

人気記事ランキング

謳歌日記人気記事ランキングです!

こちらも合わせてお楽しみください。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

« 2017 11  »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

カテゴリー