日々を愛しみつつ、感じたことを綴る日記です。子どもが夢を描ける未来のため、私たちが輝きましょう! 

松原美里の謳歌ブログ「大人が輝く背中を見せる」


森のようちえんピッコロへ保育実践研修に来た理由

本日より4日間、森のようちえんピッコロへ自主研修に来ています。

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9月にも一度、見学に来たのですが、

その際に感じた

枠のある保育の中で、このエッセンスを持ち帰ることができたら

保育者も子どもも健やかに未来を描くことができるのではないかという感覚。


これを凝縮したものを、保育者が受け取りやすい形で

講座などを通じて届けていくことができれば、日本の未来は変わるのではないだろうか。


一日では見えない真実・変化・先生たちの覚悟などを

体感で学びたいと感じたからです。


私が森のようちえんピッコロを知ったのは、

銀座ソーシャル映画祭で上映されていた子どもこそミライ」という映画でした。

詳細はリンクをご覧いただきたいのですが・・・


この映画を見た時、私の中に湧き上がってきた感情は---

じつは、「怒り」でした。



素晴らしいという思いはもちろんあったのですが、

時間や様々な制約があり、

現場の中でいくつもあきらめてきたこと・

現実と折り合いをつける中で手放してきたことを

ピッコロでは、楽しそうに木漏れ日の中で実践していたのです。



その頃はちょうどこども園になり、

幼保連携の葛藤の中で現場と課題を解決しながら日々を生きていたので

「理想の保育」の一つとして取り上げられていることと

国の進めようとしている政策の先端で葛藤をしている自分にとっては

目の毒であり、悔しさ以外の何物でもなかったのです。



その時も中島先生がトークショーでいらしていましたが、

直視するのが難しくて、すぐに帰ってきた覚えがあります。



それが、翌年の6月に ベスタネットさんによる就職採用イベントの機会で

私自身も園の採用担当者として仙台へ行った際、

午前中の講演会を担当されていたのが、中島先生でした。



安積さんよりご紹介いただき、ご本人とあいさつをした際に

中島先生自身が8つの幼稚園・保育園で働く中で

さまざまな葛藤を経て、いまここにいるということを知りました。



いきなり森のようちえんを開いたわけではなく、

20年の葛藤や疑問の末に、理想の保育を形にすべく

あの場所に森のようちえんとしてコミットしたのだということを知った時

取り組みの理由が見えてきた気が来ました。


いつかは行ってみたい。

その思いの機が熟したのが、今年でした。


後で振り返れば、

映画を見た時に怒りを感じたのは

私の価値観に触れた瞬間だったからなのです。


「私が大切にしたいと思ってきたこと、できないとあきらめてきたこと」

~いや、待てよ。

あきらめる必要はないんじゃないか?



すべての保育園や幼稚園が 

森のような環境を手に入れることは現実的に不可能ですが

その中で大切にしている“エッセンス”を持ち帰ることはできないだろうか?




保育の離職の理由---給料・人間関係ともう一つは、

子どもが好きで保育士になったはずが、

集団の中で枠組みにはめざるを得ず

個の気持ちを大切にしながらも集団を動かしていくことの現実的な難しさに

現場に幻滅した人たちが 離職していく---という現実もあります。


「自分の子育てに没頭したい。」

「お給料低いし。」


~この言葉の裏には、

大切にし切れなかった価値観が“壊れた音”が聞こえる気がするのです。


じつは、日本はこれまで

「一斉保育」「先生主体」「義務教育」で成果を上げてきました。

ですが、日本の経済成長も衰えはじめ、他の国がどんどん伸びる中で

圧倒的に異なることは

「多様性を受け入れ合う土壌」「主体性」「創り出す・自分でなんとかする力」です。

OECDの研究結果をもとに、

日本の幼児教育の研究会・研修会でも数年前より

「こども主体」「遊びこめる環境を」と方向転換が進められていますが

自分自身が施設長をしていた現場・

いろいろな地域を研修で回る中で感じるのは、現場の戸惑いです。




頭では、分かる。

こども主体は大事だよね。



でも、どういうこと?

私たち、必死でいい保育してきたわよ。


何がちがうっていうの?

じゃあ、どうすればいいの?


具体的なやり方が分からず、

子ども・子育て新システムなど 社会が転換する中で

現場が取り残されている現実があるようにも感じられるのです。




ですが、おそらく

現場が「ここはしょうがない」「だって枠組みがあるから」

~と目をつぶってきた「痛み」の中にこそ

転換のきっかけが眠っているような気がします。



保育者主体の保育から、子ども主体の保育への転換を図る上で、

頭ではわかっていても枠組みなど難しい現実もありますが、

そんな中で大切にしたいエッセンスとはなんだろうか?



保育者として大事にしたい資質は何だろうか?

それをどう育めばいいのか?

子どもの中で起こっていることをどう捉え、どうかかわるか?

「体験」という形を与えれば大人は満足しますが、

じつは子どもの中で育っていないことってたくさんありますよね。

「感謝」「ごめんなさい」という気持ち「挨拶」「危機管理」など、

大人に求められて習慣として行うのではなく

子どもの中に種が植わり、少しずつ芽が育って 

感覚として根付いていくためには、どうしたらいいのだろうか?


保育の中で、本当に大切なことってなんだろうか?


〜などなど、気になる視点がたくさんあります。


この4日間で、とことん疑問を持ち続けて

外側・内側で起こっていること・

そこに対する保育者のかかわり・視点・意図などを感じて

エッセンスを私の中に育みたいと思っています。



なかなか言語化できないのが、もどかしいですが★


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プロフィール

ウメハナリレーションズ代表 松原美里 

Author:ウメハナリレーションズ代表 松原美里 



こんにちは!松原美里です。
「子どものために、大人が輝く背中を見せる」をモットーに保育やコーチング・コミュニケーションを切り口に・講師・執筆・監修を通じて日本を元気にする活動をしております。

横浜女子短大 保育科を卒業。保育士資格・幼稚園教諭二種免許取得。横浜市の保育園~川崎市の児童養護施設にて保育に携わる中で子どもを支える大人のサポートの必要性を感じ、コーチングの道へ。2009年に米国認定コーアクティブコーチ資格取得。All About「育児の基礎知識」元ガイド。現在はエクレス子どもの家保育園 施設長の傍ら、コーチング・研修講師として保育士・子育て支援講座、監修等を行っています。
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